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30代既婚者の女性との出会い

スマホなどのタブレットが急激に広まる前のお話です。私が20代の時のお話です。


住宅関係のサラリーマンで、家賃が安いアパートに住んでいました。彼女はいたのですが、会うのは決まって休日で平日に彼女とデートをしたり食事をすることはほとんどなく、一人暮らしでしたので、仕事が早く終わった日などは、アパートで買ってきたコンビニ弁当を食べながらテレビを見るのが至福の時でした。


ある時、中学時代の同窓会があり、久しぶりにその時代の友人たちを会う機会がありました、久しぶりと言っても何十年も過ぎてからの同窓会ではありませんでしたので、会えばすぐにあいつだなとか、よく遊んだ友人だなとか、すぐに分かりました。


そんなよく遊んだ友人と久しぶりにお互いの近況を話すうちに、一度飲みにでもいこうと約束をし、二人で後日のみに行きました。気の知れた友人でしたので、そのまま一人暮らしの私のアパートになだれ込み二人で飲みなおしていると、普段めったに使わない私のパソコンを友人がみつけ、面白いサイトを教えてくれました。

 

それは、チャットで今住んでいるエリアでもいいし、遠方のエリアに待機部屋を作り、そこに入ってくる人を待つという気の遠くなりそうなサイトでした。その日は友人も教えてくれた程度でしたが、数日後、仕事が早く終わった日に試してみることにしました。

 

住んでいるエリアのページにプロフィールのようなメッセージを残して、あとはひたすら入室してくる人を待つという暇な時間にしかできない行為でしたが、食事をしながらテレビを見て、時折画面上の更新ボタンを押して変化がないかを確認していました。

 

1時間近くになったころ、友人の言うようなプロフィールを書いて載せていたら女性の名前で入室がありました。相手は顔が見えないので、男かもしれないという友人の助言もありましたが、女性なんだと信じ切って会話を始めました。


年齢は30代前半の既婚者で、旦那さんはアメリカに単身赴任中とのこと。近所に旦那さんの実家があってよく、義母が訪ねてきて大変ということや、いずれアメリカに行くかもしれないということなど、チャットしているうちに相手のことが気になり、とてもドキドキしていました。相手も身長などの外見や普段の仕事の話などを聞いてきました。そして、どのあたりに住んでいるか、など。

 

地域が限られていると言っても県範囲でしたので、遠いなと思っていましたが、なんと偶然にも同じ市内だったのです。相手も驚いているような反応でした。

 

私からもし時間あるのなら今からドライブでもどう?と断られるのを覚悟で誘ってみました。1時間ほどチャットしたせいかお互いが気になりだしていたのかもしれませんが、相手からも今日は義母も家には顔を一度出したからもう大丈夫だろうと、私の強引さも効いたのか待ち合わせ場所を決めて会ってみることにしました。

 

夜のある小学校の裏門を待ち合わせ場所として決め、お互いのだいたいの服装と、私は携帯の番号も教えました。着いたら相手から電話するということで、相手の番号はしらないまま現地に向かいました。

 

待ち合わせの時間に現れたのは白いパーカーを着て、長めのスカートをはいた女性の方でした。暗くてよく顔は見えませんでしたが、その女性が携帯を片手にして電話をかけるそぶりが見えたとき、私の携帯が鳴りました。非通知でしたが。

 

お互いを確認したら、彼女は私の助手席にのり、挨拶を交わし、すぐさまその場所を離れました。

その後は、軽くドライブをしてホテルに向かっていました。一度きりの関係でしたが、普段のストレスや寂しさでチャットにはまってしまっているような女性でした。


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